【実は2種類ある!?】着物を解かずにドライクリーニングする方法【「丸洗い」と「生き洗い」】

「着物をクリーニングに出したいけれど、解かずに洗えるの?」そんな疑問を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、着物をほどかずにクリーニングできる方法には「丸洗い」と「生き洗い」の2種類があります。本記事では、それぞれの特徴や違い、仕上がりの違いについてわかりやすく解説します。大切な着物を安心してお召し預けるための参考にしてください。
「着物を解かずに洗いたい」と思ったとき、多くの方は「ドライクリーニング=丸洗い」だと考えていらっしゃるかもしれません。
また、「水でしっかり洗いたいなら、反物に戻して洗う“洗い張り”でしょ?」という認識の方も多いのではないでしょうか。
でも実は、ドライクリーニングで着物を洗う方法には「丸洗い」と「生き洗い」の2種類があるんです!
今回は、その違いと、それぞれのメリットをご紹介します。
丸洗いとは?
着物を解かずに、そのままの形でドライクリーニングする方法です。石油系の有機溶剤を使って、全体をまんべんなく洗い上げます。
◎ 丸洗いのメリット
- 着物全体を解かずに一度にきれいにできる
- 皮脂汚れ・化粧品の汚れに効果的
- 生地に優しく、縮みにくい
- コストと時間を抑えられる(洗い張りより安価)
△ 注意点
汗や水性の汚れ、ニオイなどは落ちにくいため、気になる場合は別の処理(シミ抜きや水洗い)が必要です。
生き洗いとは?
かつては職人がブラシで一枚一枚丁寧に洗っていた伝統的な手法でしたが、現在では専用の機械(ガン)を使って効率よく行うのが主流になっています。
◎専用の機械(ガン)とは?
- 極細の霧状にした洗浄液を着物に均一に噴射
- 刺繍や絹の風合いを損なわず、やさしく洗える
- ブラシ洗いよりも生地への負担が少ない
- 手作業より効率的で、均一な仕上がりが可能
◎ 生き洗いのメリット
- 衿・袖・裾など、汚れやすい部分を集中的に洗える
- 着物の形を保ったまま洗える
- 刺繍や装飾のある繊細な着物にも対応
- 汗ジミや食べこぼしなどにも有効
- 長期保管前のメンテナンスにも最適
丸洗いと生き洗い、どう使い分ける?
こんなとき | おすすめの方法 |
---|---|
全体の軽い汚れを落としたい | 丸洗い |
汚れの場所が限られている | 生き洗い |
刺繍入りや高級な絹の着物 | 生き洗い |
コストを抑えて手軽に洗いたい | 丸洗い |
最後に
「丸洗い」と「生き洗い」は、どちらも着物を解かずにドライクリーニングできる便利な方法です。
素材や汚れの状態に応じて、最適な洗い方をご提案しています。
どちらの方法が合うか迷ったら、ぜひ当店までお気軽にご相談ください。
大切な着物を、最適な方法で、丁寧にお手入れいたします。
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